鏡視下手術 術中トラブル対処
甲状腺切除術
藤井 孝明
1
,
山口 悟
,
矢島 玲奈
,
須藤 利永
,
加藤 寿英
,
山内 逸人
,
堤 荘一
,
浅尾 高行
,
桑野 博行
1群馬大学 大学院病態総合外科学
キーワード:
鉗子
,
甲状腺疾患
,
甲状腺切除
,
内視鏡法
,
メス
Keyword:
Endoscopy
,
Thyroid Diseases
,
Thyroidectomy
pp.1-5
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011078902
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甲状腺に対する内視鏡手術の目的は整容性にあり、頸部に手術創が残らない種々のアプローチ法が考案されてきた。当科では送気法を用いた腋窩乳輪アプローチによる完全内視鏡下甲状腺切除術を施行している。本術式は、安全かつ整容的にも優れた術式であるが、問題点として、離れた部位から狭い操作空間での手術操作が必要であることがあげられる。本稿では、良好な視野と操作性を得るための当科における手技と手術器具の工夫について概説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2011