発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014188476
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症例は65歳女性で、右上葉原発性肺腺癌に対する右上葉切除および肺門縦隔リンパ節郭清術後1年5ヵ月目より、胸部X線像ならびにCTで開胸創に胸壁腫瘤陰影を認めた。CTガイド下生検では悪性所見はなかったが、増大傾向を示したため、肺癌の胸壁再発を疑い、術後2年4ヵ月目に腫瘍摘出術を施行した。病理組織学的に肺癌手術創に発生した胸壁デスモイド腫瘍と診断され、摘出術後5年3ヵ月経過した現在、再発は認めない。
©Nankodo Co., Ltd., 2014