発行日 2011年9月1日
Published Date 2011/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2012013957
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Matsui-Kitamuraステントによるopen stent-graftingにおいて、留置を安全かつ容易に行う方法、対麻痺予防を含めた術中臓器保護法を考案した。経食道エコー用の滅菌カバーで被覆することでデバイスシステム全体の細径化と滑らかな挿入が可能となり、更に挿入の難易度が高い場合はデバイス装填時にガイドワイヤーを通すことでより正確かつ安全な挿入・留置が可能となった。また、閉塞用バルーンを用いた逆行性灌流を行うことで腹部臓器完全循環停止時間を10分以内に短縮することが可能となり、臓器保護や塞栓症予防に有用であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2011