発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009234168
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13歳女児。患者は胸痛を主訴に近医を受診、胸部単純X線にて左無気肺を指摘され、著者らの施設へ紹介となった。入院時、気管支鏡では白苔を伴う腫瘤が左主気管支を閉塞しており、易出血性のため擦過細胞診のみを行ったが診断がつかず、左肺上葉管状切除術が行なわれた。その結果、本症例は病理組織学的に低悪性度の粘表皮癌と診断され、術後8年が経過した現在、無再発生存中である。
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