発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2007114060
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ねじ込み固定(screw-in)型心内膜双極リードを心外膜心房リードとして用いた小児3例の遠隔期成績を検討した。3症例はいずれも先天性完全房室ブロックの診断で胸骨正中切開によりペースメーカ植え込み術を行った。植え込み時年齢は症例1:7歳4ヶ月、症例2:6歳5ヶ月、症例3:1歳8ヶ月で、いずれも男児であった。観察期間は各々12年4ヶ月、14年2ヵ月、13年であった。経過中、心房ペーシング閾値の変化はなく良好に成長した。当科で用いた植え込み方法は体格が小さい乳児にも適用でき、生理的ペーシングで小児期を過ごすことを可能にすると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007