発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2006128217
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症例は出生体重1974gの低出生体重新生児で,出生前の時点で胎児エコーにて左心低形成症候群と診断されており,出生時から呼吸障害,心不全を呈し全身状態は不良であった.サーファクタントの肺内注入を行い,人工呼吸管理下のまま体外循環を使用せずに外科的に心房中隔欠損作成術を行い,併せて両側肺動脈絞扼術を施行して血行動態の安定を得た.心房中隔形成と両側肺動脈絞扼術を連続的に一期手術として行う術式は低出生体重児に対しても安全に施行できると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2006