発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2006036376
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18歳女性.患者は近医に心エコーで心房中隔欠損と診断され紹介入院となった.所見では,両眼開離,耳介低位,小顎の特異顔貌を認め,X線では肺血管陰影の増強を,心電図では洞調律,QT間隔延長(QTc 0.46秒)を,Holter心電図では多源性心室性期外収縮の散発を認めた.更に心エコーでは心房中隔欠損は二次孔欠損で,欠損孔は10×20mmであった.既往や経過,特徴的身体所見からAndersen症候群が疑われ,細動器を用いての心室細動下に心房中隔欠損閉鎖術を施行した.術後経過中に四肢麻痺発作を1回認めたが,これは3日間で回復した.尚,心電図では,心室期外収縮は単源性で単発を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2005