不整脈の治療は新時代に-一般臨床医が主役の新しい心房細動診療
《心房頻脈・心室頻脈の心電図診断のポイントを説く》 心室期外収縮・心室頻拍の診断のポイント
安喰 恒輔
1
1JR東京総合病院 循環器内科
キーワード:
抗不整脈剤
,
鑑別診断
,
心電図
,
頻拍-心室性
,
期外収縮-心室性
Keyword:
Anti-Arrhythmia Agents
,
Diagnosis, Differential
,
Electrocardiography
,
Tachycardia, Ventricular
,
Ventricular Premature Complexes
pp.23-27
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012118540
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・心室期外収縮(PVC)の診断では、心室内変行伝導との鑑別が重要となる。・QRS幅の広い頻拍では各種の頻拍を鑑別しなければならないが、必ずしも容易ではない。さまざまな診断基準を考え合わせて、総合的に判断する必要がある。・治療方針を決定する際に重要なのは、基礎心疾患の有無、心機能の程度、症状の強さである。・基礎心疾患がある場合、安易な抗不整脈薬投与は予後の悪化を招きかねない。
©Nankodo Co., Ltd., 2012