発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2005089240
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胸壁浸潤肺癌手術後の局所再発予防目的に小線源密封照射療法を行った7例の成績を報告した.治療法は,手術のさい,2~5本の192Ir線移送用afterloadingカテーテルを1cm間隔に並べてVicrylメッシュに縫着し,胸壁切除部位に被覆固定しておき,術後第3~6病日より高線量率192Irによる15~32Gyの腔内照射を3~4回に分けて施行するというものであった.成績は6例に術後再発を認めたが,いずれも遠隔転移もしくはリンパ節転移であり,胸壁の局所再発はなかった.治療に関連する合併症として1例に血胸を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2004