特集 分野別・必読論文選考対談:次世代に語り継ぐ論文はどれか?
糖鎖免疫
入村 達郎
1
,
鍔田 武志
1順天堂大学 大学院医学研究科細胞機能制御学・乳腺内分泌外科学
キーワード:
モノクローナル抗体
,
細胞接着
,
樹状細胞
,
食作用
,
炭水化物配列
,
マクロファージ
,
免疫
,
学術論文
,
新薬開発
,
分子標的治療
,
自然抗体
Keyword:
Antibodies, Monoclonal
,
Carbohydrate Sequence
,
Cell Adhesion
,
Dendritic Cells
,
Academic Dissertations as Topic
,
Immunity
,
Macrophages
,
Phagocytosis
,
Drug Discovery
,
Molecular Targeted Therapy
pp.209-213
発行日 2016年2月22日
Published Date 2016/2/22
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鍔田 バクテリアや原虫といった微生物と哺乳動物で,タンパク質を構成するアミノ酸は基本的に同じですが,糖鎖の形や構成成分は異なります.そのため,免疫系が微生物と自己を区別する際に糖鎖は非常に良い標的となるわけです.また,微生物・哺乳動物どちらも糖鎖は細胞表層に出ているので,互いの最初の接点にもなる.このため,貪食,感染レセプター,細胞接着といった点で重要になります.今回はその糖鎖について,「糖鎖に対する免疫応答(自然抗体,微生物糖鎖抗原への応答)」,「貪食」,「細胞接着」という観点で過去の重要論文を見ていきたいと思います.
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