特集 新メカノトランスダクション:工学との融合が明らかにする力学刺激センサーの動作とシグナル伝達
細胞のメカノトランスダクション研究の新技法提案 リポソームから細胞内への「巨大」人工物導入法
齋藤 C. 明
1
,
野村 M. 慎一郎
1東北大学 大学院工学研究科バイオロボティクス専攻博士後期課程
キーワード:
脂質二重層
,
リポソーム
,
細胞小器官
,
アーチファクト
,
力学
,
メカノトランスダクション
,
細胞形
,
小胞
,
電気細胞融合
Keyword:
Lipid Bilayers
,
Liposomes
,
Artifacts
,
Organelles
,
Mechanics
,
Mechanotransduction, Cellular
,
Cell Shape
pp.928-933
発行日 2014年8月22日
Published Date 2014/8/22
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細胞内部の力学的刺激に対する応答を詳細に知るためには,生きた細胞の中に磁気ビーズや機能性ビーズといった各種エージェントを送り込む必要がある.筆者らは,人工脂質膜で包んだ物質を細胞と融合させることで,中身を細胞内に送り届ける細胞-GUV電気融合の手法がμmサイズの人工物についても有効に働きうることを示した(筆者ら,投稿中).本技術のメカノトランスダクション研究における可能性について述べる.
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