特集 膵疾患の画像診断Update −診療ガイドラインを踏まえて−
自己免疫性膵炎
井上 大
1
,
高橋 直幹
,
吉田 耕太郎
,
米田 憲秀
,
戸島 史仁
,
松原 崇史
,
小森 隆弘
,
蒲田 敏文
1金沢大学 大学院医薬保健学総合研究科放射線科学
キーワード:
IgG
,
血管疾患
,
高ガンマグロブリン血症
,
後腹膜線維症
,
自己免疫疾患
,
腎臓疾患
,
膵炎
,
胆管疾患
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
診療ガイドライン
,
腹部CT
Keyword:
Autoimmune Diseases
,
Bile Duct Diseases
,
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Kidney Diseases
,
Hypergammaglobulinemia
,
Immunoglobulin G
,
Pancreatitis
,
Retroperitoneal Fibrosis
,
Vascular Diseases
,
Practice Guidelines as Topic
pp.397-406
発行日 2017年3月25日
Published Date 2017/3/25
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2017187882
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自己免疫性膵炎(autoimmune pancreatitis;AIP)はソーセージ様腫大やcapsulelikerim,膵管狭細像といった特徴的な画像所見を呈する症例では診断は容易であるが,膵癌と鑑別を要する場合も少なくなく,画像所見には精通しておく必要がある.また,全身疾患であるIgG4関連疾患の膵病変としてとらえ,常に膵外病変にも留意する必要がある.
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