癌の術後画像診断-合併症と局所再発のチェックポイント- (第11章)前立腺癌
前立腺全摘除術
楫 靖
1
,
稲村 健介
,
吉田 理佳
,
安士 正裕
,
釜井 隆男
1獨協医科大学 放射線医学講座
キーワード:
局所解剖学
,
画像強調
,
MRI
,
腫瘍再発
,
前立腺腫瘍
,
前立腺切除
,
前立腺特異抗原
,
吻合部狭窄
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Image Enhancement
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Prostatic Neoplasms
,
Prostatectomy
,
Prostate-Specific Antigen
pp.s188-s198
発行日 2013年9月10日
Published Date 2013/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2013336780
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前立腺癌では,非常に優れた腫瘍マーカーとして前立腺特異抗原(prostaticspecific antigen;PSA)がある.このため,術後の経過観察に画像を用いることはほとんどない点が,ほかの癌の術後診療と異なる.しかし,術後にPSAが上昇し局所再発の有無を判断する場合は,画像による評価が必要となることがある.その際は,他の癌と同様に,手術操作でどのような解剖構造の偏位や信号の変化が生じているかを知らないと診断できない.本項で代表的な前立腺全摘除術の術式と術後変化を知り,再発診断に役立てていただきたい.
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