特集 前立腺癌の画像診断update
ロボット支援前立腺全摘除術における術前マルチパラメトリックMRIの意義
三宅 秀明
1
1浜松医科大学 泌尿器科学講座
キーワード:
血管
,
MRI
,
術前評価
,
生検
,
前立腺腫瘍
,
前立腺切除
,
腹腔鏡法
,
膀胱
,
ロボット手術
,
神経温存手術
Keyword:
Urinary Bladder
,
Biopsy
,
Blood Vessels
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Laparoscopy
,
Prostatectomy
,
Prostatic Neoplasms
,
Robotic Surgical Procedures
pp.568-576
発行日 2019年5月26日
Published Date 2019/5/26
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019248631
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ロボット支援前立腺全摘除術(robot-assisted radical prostatectomy;RARP)の普及は著しく、今や限局性前立腺癌に対する標準治療の地位を獲得した感がある。しかし、その諸成績は必ずしも手放しで称賛できるものではなく、今後も改善に向けた努力が必要であると考えられる。そのポイントの1つとなるのが、マルチパラメトリックMRI(multiparametric MRI;mpMRI)を含む術前情報に基づく綿密な手術計画の立案である。本稿では、放射線診断医も共有しておくべき手技上の要点を中心にRARPの実際を概説し、mpMRIが手術成績のさらなる向上に果たすべき役割を、実践的な視点から多角的に考察する。
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