特集 局所進展とリンパ節転移に力点をおいた画像による癌の病期診断2022
14 子宮
上野 嘉子
1
,
祖父江 慶太郎
1
,
今岡 いずみ
2
,
村上 卓道
1
1神戸大学大学院医学研究科放射線医学分野
2神戸低侵襲がん医療センター放射線科
キーワード:
子宮頸癌
,
子宮体癌
,
FIGO分類
Keyword:
子宮頸癌
,
子宮体癌
,
FIGO分類
pp.S184-S195
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002725
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子宮頸癌・子宮体癌(内膜癌)においては生検が比較的容易であるため,初回診断時の画像検査は,病理組織学検査で癌が確定した後の進行期分類のために行われるべきである.MRIは,そのコントラストの高さから子宮癌の局所浸潤評価において重要な役割を果たし,近年では,リンパ節転移の評価にFDG-PET/CTの有用性が示されている.婦人科癌の進行期分類には国際産婦人科連合(International Federation of Gynecology and Obstetrics;FIGO)が用いられており,本項ではFIGO分類に基づいた病期診断法について概説する.
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