特集 脈管異常のアップデート― 新ISSVA分類で深める病態の理解―
脈管異常に対する薬物療法の動向と展望
小関 道夫
1
1岐阜大学大学院医学系研究科小児科学
キーワード:
プロプラノロール
,
PI3K/Akt/mTOR経路
,
シロリムス
,
分子標的治療薬
Keyword:
プロプラノロール
,
PI3K/Akt/mTOR経路
,
シロリムス
,
分子標的治療薬
pp.1261-1271
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002528
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脈管異常に対する薬物療法は対症療法が主であったが,近年の病態解明とともに効果的な新規治療法が開発されてきている.乳児血管腫に対するプロプラノロール療法は既に確立されている.また,mTOR阻害薬であるシロリムスは様々な脈管異常に有効性を認め,現在治験が実施中であるが,こうしたPI3K/Akt/mTOR経路に関連した阻害薬の開発が注目されてきている.
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