特集 CT 再入門― 新技術で何がわかる?―
6. 立位CTの活用 1 脊椎すべり症
山田 祥岳
1
,
山田 稔
1
,
横山 陽一
1
,
名倉 武雄
2
,
陣崎 雅弘
1
1慶應義塾大学医学部放射線科学教室(診断)
2慶應義塾大学医学部整形外科学教室
キーワード:
腰椎すべり症
Keyword:
腰椎すべり症
pp.1006-1007
発行日 2021年7月25日
Published Date 2021/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002426
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人は多くの時間は立位で過ごしており,立位で症状が増悪する疾患も数多くある.しかし,CT・MRIなどの3次元評価が可能な画像診断は臥位で撮影されており,立位での病態を評価することは十分できてこなかった.また,臥位のCT・MRIは,器質的疾患の定量・定性評価が可能で,生命予後の改善に貢献してきた.一方で近年,超高齢化社会を迎え,機能を保ちながら健康長寿を実現することが重要であるが,機能情報の多くは立位・座位のみで得られる.
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