画像診断と病理
血管内リンパ腫
鹿戸 将史
1
,
大江 倫太郎
2
,
二口 充
2
,
太田 康之
3
1山形大学医学部放射線医学講座
2山形大学医学部病理学診断学講座
3山形大学医学部内科学第三講座
pp.788-789
発行日 2021年6月25日
Published Date 2021/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002368
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
70歳台,男性.2か月前から歩行障害があり,徐々に増悪.認知機能低下,膀胱直腸障害や両下肢脱力も出現した.脳MRIでは両側大脳半球および小脳半球に拡散強調像で点状の高信号が多発し(図1-A〜C),多発急性期微小梗塞の所見であった.大脳半球病変は,分水嶺領域が主体であった.わずかに造影効果を認め(図1-D;→),その他は認めなかった(図1-E).また,両側頸動脈には狭窄を認めなかった(非提示).4か月後のFLAIR像では大脳白質に広範な高信号域を認めた(図1-F).
Copyright © 2021, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.