特集 解剖と病態生理から迫る呼吸器画像診断
序文
楠本 昌彦
1
,
髙橋 雅士
2
1国立がん研究センター中央病院 放射線診断科
2医療法人友仁会 友仁山崎病院
pp.A3-A3
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001890
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- 文献概要
画像診断において,解剖の理解は基本的でかつ重要な事柄である.とはいえ,解剖を完全に習得することは容易なことではなく,絶え間ない洗練向上の努力が必要である.肺は体の中では大きな臓器で,かつ絶えず呼吸によって動いている.この大きな臓器を全体でとらえるには胸部単純X線写真が優れており,その解剖の理解は重要である.中でも無気肺のように肺の大きさがダイナミックに変化する病態においては,解剖の理解が欠かせない.
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