特集 整形外科疾患に対するエコーガイド下注射の最前線
序文
皆川 洋至
1
1医療法人城東整形外科
pp.840-840
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000000051
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X 線像に依存し過ぎた従来の診療スタイルが大きく変わり始めています。レントゲン時代の始まりがそうであったように,見えなかったものが見え,できなかったことができるようになるとパラダイムシフトが起きます。医師の技量が患者への治療レベルを左右する,患者が「エコーを使う医者と使わない医者」を差別化し始めた理由がここにあります。既に整形外科開業医の半数が日常診療でエコーを使う時代に突入していますが(日本臨床整形外科学会報告,2016 年9 月),この流れは国境を越え世界中で同時進行しています。もはや「まずレントゲン」,「骨に異常ありません」,「はい湿布・痛み止め」が通用する時代ではなくなっています。
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