特集 脳腫瘍診断update 2020
悪性リンパ腫,組織球症
上谷 浩之
1
,
北島 美香
1
,
立石 真知子
1
1熊本大学大学院生命科学研究部放射線診断学分野
キーワード:
悪性リンパ腫
,
組織球症
,
Langerhans細胞組織球症
Keyword:
悪性リンパ腫
,
組織球症
,
Langerhans細胞組織球症
pp.71-81
発行日 2019年11月25日
Published Date 2019/11/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001466
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
悪性リンパ腫は日常診療で遭遇する機会が比較的多い疾患だが,画像所見は多彩で診断に苦慮することがある.中枢神経系びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL of the CNS)は均一に強く増強されることが多いが,AIDS関連びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(AIDS-related DLBCL),血管内大細胞型B細胞性リンパ腫(IVL),リンパ腫様肉芽腫症(LYG)などの画像所見は,リンパ腫としては非典型である.Langerhans細胞組織球症(LCH)は若年者の骨やトルコ鞍近傍に好発し,Erdheim-Chester病(ECD),Rosai-Dorfman病(RDD)は稀だが特異的な所見を呈することがある.
Copyright © 2019, Gakken Medical Shujunsha Co., Ltd. All rights reserved.