特集 Precision Medicine時代の肺癌の画像診断
肺癌薬剤療法後の効果判定
藪内 英剛
1
,
神谷 武志
2
,
鷺山 幸二
2
,
山崎 誘三
2
,
松浦 由布子
2
,
日野 卓也
2
,
筒井 聡一郎
2
,
本田 浩
2
1九州大学大学院医学研究院保健学部門医用量子線科学分野
2九州大学大学院医学研究院臨床放射線科学分野
キーワード:
RECIST
,
機能画像
,
治療効果判定
,
beyond progression
,
pseudoprogression
Keyword:
RECIST
,
機能画像
,
治療効果判定
,
beyond progression
,
pseudoprogression
pp.1277-1288
発行日 2018年10月25日
Published Date 2018/10/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000817
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肺癌の薬剤療法の進歩は目覚ましいものがあり,その選択は遺伝子解析により細分化している.治療効果判定にも個別化医療が進んでおり,画像診断医もこの領域の知見に習熟し,薬剤に応じた的確な診断をしなければならない.治療効果判定,特に進行(PD)の判定にResponse Evaluation Criteria in Solid Tumors(RECIST)が用いられているが,腫瘤最大径のみで判定するため様々な欠点を含んでおり,機能画像による効果判定や予後予測の研究が進んでいる.本稿では,RECISTによる効果判定の問題点と機能画像の研究の現状を解説する.
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