特集 炎症性脱髄性疾患update−臨床・病理から画像診断まで−
急性散在性脳脊髄炎
石井 仁也
1
,
堤 義之
2
1労働者健康安全機構関東労災病院放射線診断科/国立成育医療研究センター放射線診療部
2国立成育医療研究センター放射線診療部
キーワード:
急性散在性脳脊髄炎
,
急性出血性白質脳症
,
IPMSSG
,
multiphasic ADEM
Keyword:
急性散在性脳脊髄炎
,
急性出血性白質脳症
,
IPMSSG
,
multiphasic ADEM
pp.313-323
発行日 2019年2月25日
Published Date 2019/2/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000978
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急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の診断においては他疾患の除外が重要で,臨床所見,髄液所見と並んでMRIが重要な役割を果たす.臨床所見,画像所見ともに多発性硬化症(MS)との鑑別を意識しながら考えると理解しやすい.ADEMでは画像所見が臨床所見よりも遅れることがしばしばで,画像の解釈に注意が必要である.特に小児で抗MOG抗体陽性のことが多い.
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