特集 サインから読み解く婦人科画像診断
3. 子宮疾患に関連するサイン 4. 子宮内膜腫瘍に関連するサイン
藤井 進也
1
1鳥取大学医学部病態解析医学講座画像診断治療学分野
キーワード:
子宮体癌
Keyword:
子宮体癌
pp.918-920
発行日 2017年7月25日
Published Date 2017/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000047
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子宮体癌の画像診断における重要なサインとして,subendometrial enhancement(SEE)が挙げられる(図1).SEEは内膜と筋層間に認められる薄い線状の造影効果である.一方,peritumoral enhancement(PTE)はSEEと紛らわしい,腫瘍周囲に認められる造影効果である1)2).SEEと同様にダイナミック造影の早期相で確認されることが多い.PTEは2つのtypeに分類され,type1は限局した局所的な造影効果として認められ,type2は不整な線状の造影効果として認められる(図2).
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