特集 サインから読み解く婦人科画像診断
3. 子宮疾患に関連するサイン 5. 子宮筋腫に関連するサイン
武輪 恵
1
,
高濱 潤子
2
,
岡田 博司
2
,
吉川 公彦
2
1奈良県西和医療センター放射線科
2奈良県立医科大学放射線医学教室
キーワード:
子宮筋腫
Keyword:
子宮筋腫
pp.921-925
発行日 2017年7月25日
Published Date 2017/7/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000048
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子宮筋腫は子宮腫瘍の中で最も頻度が高い良性の間葉系腫瘍で,発生部位により,筋層内・内膜下・漿膜下筋腫に分類されている.筋層内筋腫の診断は容易な場合が多いが,内膜下筋腫は血行障害によって変性しやすく,非典型的な所見を示して,子宮体癌や癌肉腫などの悪性腫瘍との鑑別が問題になる場合がある.漿膜下筋腫では,外方性あるいは有茎性に発育し子宮傍腫瘤として描出され,卵巣腫瘍との鑑別が困難な場合がある.
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