特集 変わりゆく発生工学の今:核移植クローン・遺伝子改変の技術革新からヒト化実験動物の開発まで
せるてく・あらかると
マウス表現型解析標準化の光と影
若菜 茂晴
1
1理化学研究所バイオリソースセンター
pp.337-338
発行日 2012年2月22日
Published Date 2012/2/22
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2006年から欧米で始まったノックアウトマウス・プロジェクトは 2011年末でいったん終了する.その成果は,国際ノックアウトマウスコンソーシアム( IKMC;http://www.knockoutmouse.org/)により公開され,作製されたクローン ES細胞や遺伝子,トラップクローンはほぼ目標値の 18,000に達した.すなわちマウスのほぼ全遺伝子が破壊され,リクエストさえすればそれぞれのクローン ES細胞を誰でも入手できるようになり.ベクターの構築などを研究者自身がしなくてもノックアウトマウスを作製できる時代になってきた.
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