第2特集 Patient Journeyと口腔管理・ケアの伴走
病前〜慢性期
-─common diseaseと口腔管理・ケア
藤井 洋一
1
1都立広尾病院 病院総合診療科
pp.1256-1260
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026100014
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はじめに:口腔は慢性疾患管理と生活機能の入口である
日本では,歯・口腔の健康づくりが新たな段階に入っている.2024年歯科疾患実態調査では,8020 達成者が初めて60% を超え,過去1 年間に歯科検診・健診を受けた人も60%を超えた1).さらに,2024年度からの「歯・口腔の健康づくりプラン」では,個人のライフコースに沿った歯・口腔の健康づくりを展開できる社会環境の整備が掲げられ,新たに20,30 歳の歯周病検診の追加が検討されている2).病前〜慢性期の診療において,プライマリ・ケア医には,「歯科につながっているか」,「口腔機能が低下していないか」を確認する役割がある.その際にとくに意識したいのが,慢性疾患との関連が大きい歯周病と,慢性期・生活期に現れやすいオーラルフレイルである.

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