第1特集 ジェネラリストのアレルギー診療
血管性浮腫
-─薬剤性の罠
猪又 直子
1
1昭和医科大学医学部皮膚科学講座
pp.1220-1225
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026100006
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Point
― 血管性浮腫の機序には,マスト細胞起因性と非マスト細胞起因性があり,後者は主に血管内のブラジキニン増加により生じる.
― NSAIDs不耐症はマスト細胞起因性に生じるため,血管性浮腫と蕁麻疹が単独,ないし併存してみられることがある.
― NSAIDs不耐症でみられる血管性浮腫は,COX-1阻害作用を有する薬剤全般で誘発され得る.
― ブラジキニン起因性の血管性浮腫は,蕁麻疹を合併することは原則ない.
― ブラジキニン起因性の血管性浮腫では,腸管や気道など内臓粘膜の浮腫が単独で現れ,喉頭浮腫による窒息リスクが高く,抗ヒスタミン薬は無効である.

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