連載 突撃!! 循環器診療についてショウジ先生に聞いてみた!第7回
「目に見える」治療と「目に見えない」治療
⼭⼝ 裕崇
1
,
川上 将司
2
1飯塚病院 総合診療科
2飯塚病院 循環器内科
pp.664-668
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2025050026
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うっ血して肺水腫をきたしていたらフロセミド,呼吸不全には非侵襲的陽圧換気(noninvasive positive pressure ventilation:NPPV)とパターン認識で反射的に対応してしまうこともあるけれど,そもそも心不全を悪化させないようにしたり,心不全増悪による入院を減らせればよいのに……と思っていました.総合診療科でも心不全患者をみることは多く,治療薬としてアンジオテンシン変換酵素(angiotensin converting enzyme:ACE)阻害薬やアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(angiotensin Ⅱ receptor blocker:ARB)をはじめとしてβ遮断薬(β-blocker)やミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(mineralocorticoid receptor antagonist:MRA)も有名だし,ここ数年はとくにSGLT2阻害薬が取り沙汰されるようになりました.若手医師はそれらを使う意義や使うべき場面,その適切なタイミングに苦慮することも珍しくないようです.そこで,ショウジ先生に聞いてみた!

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