特集 達人に学ぶ小児の発熱・皮膚疾患
小児の皮膚診療
乳幼児のアザ
長濱 通子
1,2
1神戸ほくと病院 皮膚科・美容皮膚科
2神戸大学医学部附属病院 皮膚科
pp.500-504
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2023040015
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ポイント
● 乳幼児の皮膚アザは出生時発症している疾患と出生後発症する疾患がある
● 自然消退がいわれている疾患でも残存する例はあるし,乳児期早期は診断が難しいため自然消退しない疾患を「消える」と誤診していることもある.保護者にアザは「消える」と一概にいってしまわないほうがよい
● 皮膚アザにおいて,治療可能なものは乳児期早期,あるいは生後2,3 ヵ月ごろから治療開始することが望ましく,早期に専門医に紹介するほうがよい
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