みえる! わかる! 婦人科・産科・女性医療のくすり 第2部 婦人科疾患・女性医療と薬物療法
09 婦人科がんに用いる抗がん薬
瀬尾 卓司
1
1瀬尾医院
pp.667-677
発行日 2025年3月31日
Published Date 2025/3/31
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2025040015
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作用機序の違いを比較する
卵巣がんに使用される抗がん薬には,細胞分裂周期に作用する殺細胞薬(細胞障害性抗がん薬),遺伝子やがん細胞の増殖に必要なタンパク質などを標的とする分子標的薬があげられます(表2-9-1).殺細胞薬のカルボプラチン,パクリタキセルなどは子宮体がん,子宮頸がんでも共通になります.また,子宮体がんや子宮頸がんでは,がん細胞を排除する免疫システムを活性化する免疫チェックポイント阻害薬が使用されます.

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