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特集 Onco-nephrology:悪性腫瘍治療と腎機能障害
【抗がん薬・抗悪性腫瘍治療による腎機能障害】
抗がん薬の種類
Types of anticancer agents
小泉 祐一
1
KOIZUMI Yuichi
1
1生長会府中病院 薬剤部
キーワード:
抗がん薬
,
投与量
,
作用機序
,
代謝
,
排泄
Keyword:
抗がん薬
,
投与量
,
作用機序
,
代謝
,
排泄
pp.585-590
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000113
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はじめに
腎機能低下患者は薬物の排泄遅延により曝露量が増加し,投与量の調整を必要とすることがある。しかし,抗がん薬おいては投与量を調整するための薬物動態に関するデータが乏しいのが現状である。実臨床では,米国食品医薬品局(FDA)や欧州医薬品庁(EMA)の添付文書,日本腎臓病薬物療法学会の「腎機能別薬剤投与方法一覧」1)などの指標をもとに,腎機能に基づいて抗がん薬を減量し投与している。
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