薬語図鑑-基礎薬学用語を現場で使える知識に訳してみました 第2部 臨床現場で見聞きする用語編
精神
39 過鎮静
-急性期から回復期でどのように処方を変えている?
中村 友喜
1
1三重県立こころの医療センター診療技術部薬剤室 室長
pp.690-691
発行日 2023年3月31日
Published Date 2023/3/31
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2023040097
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統合失調症の急性期では通常,幻覚や妄想などの陽性症状や興奮などが強く現れるために,処方全体としては鎮静傾向の処方内容となります.すなわち,抗精神病薬のうち,比較的強い鎮静効果をもっている薬剤群であれば十分な用量が使用されますし,鎮静効果の弱い薬剤群では,鎮静効果を補うための補助薬が使用されます(図a ).
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