骨粗鬆症マネジメントupdate
骨粗鬆症の治療 薬物療法
田井 宣之
1
,
井上 大輔
1帝京大学ちば総合医療センター 第3内科
キーワード:
Calcitriol
,
骨粗鬆症
,
Alendronate
,
Teriparatide
,
Raloxifene
,
Ibandronic Acid
,
Zoledronic Acid
,
骨密度維持剤
,
Bazedoxifene
,
Denosumab
Keyword:
Denosumab
,
Calcitriol
,
Osteoporosis
,
Alendronate
,
Teriparatide
,
Raloxifene Hydrochloride
,
Bone Density Conservation Agents
,
Ibandronic Acid
,
Zoledronic Acid
,
Bazedoxifene
pp.107-114
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2017232564
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
骨粗鬆症の分野ではここ10年で抗RANKL抗体や副甲状腺ホルモン製剤など異なる作用機序を有する薬剤が相次いで上市された.2016年には年1回静注製剤であるゾレドロン酸が認可された.治療薬の多様化は骨粗鬆症治療におけるオーダーメイド治療を可能にした一方で,薬剤選択基準も複雑となった.新規薬剤の登場により新たな課題も出てきた.その一つが中止後のリバウンド現象である.抗RANKL抗体,副甲状腺ホルモンは中止後に骨密度が急激に低下することが臨床試験で示されており,中止後の逐次療法が原則必要となる.本稿では各薬剤の特徴と薬剤選択の際のポイントを概説する.
Copyright © 2017, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.