特集 表在性皮膚真菌症 治療薬を活用するための基礎と実践総まとめ
患者背景を考慮した表在性真菌症治療・予防Q&A 多病でポリファーマシーの在宅高齢患者の爪白癬が放置されている場合はどうすればよい?
丸山 隆児
1
1まるやま皮膚科クリニック
キーワード:
顕微鏡検査法
,
経口投与
,
経皮投与
,
爪真菌症
,
薬物相互作用
,
Itraconazole
,
Terbinafine
,
在宅医療
,
真菌培養
,
多数薬剤投与
,
Luliconazole
,
Efinaconazole
,
Fosravuconazole
Keyword:
Drug Interactions
,
Onychomycosis
,
Microscopy
,
Administration, Oral
,
Polypharmacy
,
Itraconazole
,
Terbinafine
,
Administration, Cutaneous
,
Efinaconazole
,
Luliconazole
pp.2543-2547
発行日 2020年5月5日
Published Date 2020/5/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020252040
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<Key Points>◎在宅高齢者では爪白癬の罹患率が高く、多数の指趾爪に進行した病変の存在することが多い。◎爪白癬は患者のQOLを大きく低下させる疾患であり、その治療意義は決して小さくない。◎在宅診療においても爪白癬の確定診断には直接鏡検または真菌培養による皮膚糸状菌の確認が必須である。◎在宅高齢者の爪白癬で爪専用外用剤による治療が適している例は少ない。◎炎症や疼痛を伴う爪白癬では、併用薬に注意しつつテルビナフィンもしくはラブコナゾールの内服を積極的に検討したい。
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