特集 表在性皮膚真菌症 治療薬を活用するための基礎と実践総まとめ
経口抗真菌薬の投与前検査と投与中モニタリング・異常発現時の対応 テルビナフィン
福田 知雄
1
1埼玉医科大学総合医療センター 皮膚科
キーワード:
アナフィラキシー
,
横紋筋融解症
,
悪心
,
化学物質誘発肝障害
,
下痢
,
投薬計画
,
経口投与
,
爪真菌症
,
白血球減少症
,
エリテマトーデス-皮膚
,
薬疹
,
腹痛
,
過敏症-薬物
,
薬物相互作用
,
Terbinafine
Keyword:
Drug Interactions
,
Drug Administration Schedule
,
Drug Hypersensitivity
,
Onychomycosis
,
Leukopenia
,
Nausea
,
Rhabdomyolysis
,
Administration, Oral
,
Diarrhea
,
Abdominal Pain
,
Terbinafine
,
Lupus Erythematosus, Cutaneous
,
Drug Eruptions
,
Anaphylaxis
,
Chemical and Drug Induced Liver Injury
pp.2502-2508
発行日 2020年5月5日
Published Date 2020/5/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020252033
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<Key Points>◎承認時に海外で死亡報告例があったため、投与前、投与中の定期的な血液検査が義務づけられている。◎副作用の臨床症状では胃部不快感、下痢、悪心、腹痛などの消化器症状が主体を占め、検査値異常では血球減少、肝障害の頻度が高い。◎重篤な肝障害、重篤な血球減少、重症薬疹、横紋筋融解症、ショック、アナフィラキシー、亜急性皮膚エリテマトーデスに注意する必要がある。◎重大な副作用の出現時期は把握しておいた方がよい。◎モニタリング検査は投与前と投与1ヵ月ごとの検査が基本となる。
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