特集 特発性肺線維症 診断・治療の最前線と患者支援の実践ポイント
特発性肺線維症治療薬の考え方と使い方 ステロイド・免疫抑制薬
内藤 雅大
1
1国立病院機構三重中央医療センター 呼吸器内科
キーワード:
Acetylcysteine
,
Azathioprine
,
Cyclophosphamide
,
Prednisolone
,
Steroids
,
多剤併用療法
,
免疫抑制剤
,
診療ガイドライン
,
肺線維症-特発性
Keyword:
Drug Therapy, Combination
,
Steroids
,
Immunosuppressive Agents
,
Cyclophosphamide
,
Practice Guidelines as Topic
,
Prednisolone
,
Acetylcysteine
,
Azathioprine
,
Idiopathic Pulmonary Fibrosis
pp.473-476
発行日 2020年3月5日
Published Date 2020/3/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020163946
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<Key Points>◎特発性肺線維症(IPF)に対する薬物治療は、ステロイドと免疫抑制薬が使用されてきたが、徐々に流れが変わりつつある。◎近年のIPF病態の考え方が、炎症ではなく異常な創傷治癒へと移行している。◎IPF病態の考え方の変化に伴い、炎症を抑制するステロイド・免疫抑制薬を推奨する状況ではなくなっている。◎わが国のIPF治療ガイドラインにおいても、ステロイドと免疫抑制薬の治療はエビデンスが乏しく、使用しないことを推奨している。
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