特集 調剤業務Update 薬剤師の貢献と発信されたエビデンス総まとめ
医薬品の廃棄に対する取り組みとその効果 抗がん薬のdrug vial optimization
大久保 真貴
1
,
本間 真人
1筑波大学附属病院 薬剤部
キーワード:
機器のデザイン
,
抗腫瘍剤
,
調剤
,
製薬業
,
病院薬局業務
,
注射剤
,
バイアル
,
不要医薬品
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Drug Compounding
,
Pharmacy Service, Hospital
,
Drug Industry
,
Equipment Design
pp.301-305
発行日 2020年2月5日
Published Date 2020/2/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020153484
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<Key Points>◎Drug vial optimization(DVO)すなわち「薬剤バイアルの最適化」は、医薬品費抑制の一翼を担う。◎DVOの一つの手段として、抗がん薬調製における「同一バイアルの複数回使用による残液の有効利用」があり、高額な分子標的薬をはじめとするさまざまな抗がん薬で適用が試みられている。◎DVOのもう一つの手段として、製薬企業による「適切な容量規格製品の開発」が考えられる。◎国民医療費の抑制や資源の有効活用に向け、今後もさまざまな視点から検討を重ねていく必要がある。
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