医薬品の廃棄に対する取り組みとその効果 保険薬局の残薬確認による処方調整 節薬バッグ運動を介して

＜Key Points＞◎生活習慣病用薬剤を中心に残薬は少なからずあり、節薬バッグ運動というツールを用いた残薬調整は、医療費削減に大きく寄与できる。◎節薬バッグというツールを用いることは、患者の服薬アドヒアランス向上に有用である。◎節薬バッグ運動が重複投与の発見といったプレアボイドにつながった例もあり、また、患者の認知症疑いなども明らかにすることができた。したがって、医薬品の適正処方･適正使用にも貢献できる。