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資料
特別養護老人ホームにおける看取りの実態と課題に関する文献検討
A Review of Literature on “End-of-life Care” in Facilities for the Aged in Japan
小山 千加代
1
,
水野 敏子
2
Tikayo Koyama
1
,
Toshiko Mizuno
2
1東京女子医科大学大学院看護学研究科博士後期課程
2東京女子医科大学大学院看護研究科
1Doctral Course, Graduate School of Nursing, Tokyo Women's Medical University
2Graduate School of Nursing, Tokyo Women's University
キーワード:
文献検討
,
看取り
,
特別養護老人ホーム
,
review of literature
,
end-of-life care
,
facilities for the aged
Keyword:
文献検討
,
看取り
,
特別養護老人ホーム
,
review of literature
,
end-of-life care
,
facilities for the aged
pp.59-64
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本稿では,高齢者の看取りに関する文献検討から,特別養護老人ホームにおける看取りの実態と課題を概観する.検索範囲は,医学中央雑誌と国立国会図書館雑誌記事より1997年〜2007年の10年間で,キーワードは「高齢者,看取り,ターミナルケア,介護保険施設,特別養護老人ホーム」とした.その結果,看取りを行うに際しての課題は,「連携」,「知識・技術」,「手引書」,「記録」,「人員」,「評価」という6つにまとめられた.また,今回の調査では,従来から指摘されてきた看護と介護の「連携」や「人員」などの体制的な問題に加え,「記録」の充実や看取りの「評価」など,人生の最期を迎える人たちへの看護と介護の質を問う文献が多くみられた.
今後はこれらの課題に対する現場での取り組み方と,看護,介護の担い手の看取りに対する考え方や姿勢が問われてくると思われる.
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