研究報告
在宅療養を支える人々の連携に関する研究
吉岡 洋治
1
,
東 久美子
2
1筑波大学医療技術短期大学部
2聖路加国際病院
キーワード:
在宅療養者
,
高齢者
,
連携
Keyword:
在宅療養者
,
高齢者
,
連携
pp.123-131
発行日 2002年2月15日
Published Date 2002/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901445
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はじめに
今日,人口の高齢化に伴う慢性疾患患者や寝たきり・痴呆高齢者の増加など,介護・看護を必要とする人たちが増加している。そして,疾病・障害を持ちながらも長年住み慣れた自宅で療養生活を送りたいと考えている人が多くなっている1)。
その願いを可能にするには,在宅療養者を支える人たち,つまり医療・保健・福祉の専門職の連携とそのことを基盤とした地域の在宅ケアシステムが成立し,スムーズに機能していることが必要である。しかし,現状では,連携も在宅ケアシステムも必ずしも十分に機能しているとは言い難い2,3)。
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