Japanese
English
資料
都市部で通院している独居超高齢者が健康に生活を継続できる要件の検討
Examination of the Requirements for Solitary Oldest-old People Living Alonewho are
Outpatients in Urban Areas to Continue Living in Good Health
白砂 恭子
1
,
渕田 英津子
2
Kyoko SHIRASUNA
1
,
Etsuko FUCHITA
2
1名古屋学芸大学
2川崎市立看護大学
1Nagoya University of Arts and Sciences
2Kawasaki City College of Nursing
キーワード:
都市部
,
通院
,
独居超高齢者
,
健康生活の維持
,
urban area
,
hospital visit
,
oldest-old people living
alone
,
maintenance of healthy life
Keyword:
都市部
,
通院
,
独居超高齢者
,
健康生活の維持
,
urban area
,
hospital visit
,
oldest-old people living
alone
,
maintenance of healthy life
pp.40-50
発行日 2023年12月31日
Published Date 2023/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200381
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緒言
日本の高齢化率は上昇し、超高齢者(85歳以上:oldest-old)人口の急増(内閣府,2018;川越,2016)や、都市部の高齢単身世帯の急増(厚生労働省,2013a;厚生労働省,2013b)が 予測されている。このため、都市部の独居超高齢者は今後も増加すると見込まれる。
高齢者を対象とした生活に関する意識調査によると、70% 以上が年を取って生活したい場所を自宅(厚生労働省,2016a)とし、90% 以上が現在住んでいる地域に住み続ける予定(内閣 府,2021)と回答している。しかし、高齢者は、加齢と共に、独居による生活や孤立の不安(内閣府,2015;三島,2015)、病気や要介護となる不安(内閣府.2016)が存在する。また、 Fujiwara Y ら(2017)によると、他者との交流が週1 回以下の社会的孤立は、住み慣れた自宅や地域で生活をしていても、高次生活機能低下のリスクになると報告されている。このような 状況で、高齢者が独居生活を継続するには、最期まで頑張ってこの家で暮らしたいという思い(黒鳥,2020)、介護用品の利用によって保たれている心身機能の保持(犬山,2019)、健康上の リスク回避のための定期的な通院(杉井,2016)、地域コミュニティーの絆(藤川,2021)が必要とされる。
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