Japanese
English
巻頭言
日本看護医療学会の発展を願って
Hopes for further Development of the Japan Society of Nursing and Health Care
石黒 彩子
1
Ayako Ishiguro
1
1日本看護医療学会
pp.1
発行日 2002年6月30日
Published Date 2002/6/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200180
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21世紀を迎えて何が変わったのでしょうか。2002年3月1日施行の「保健婦助産婦看護婦法」の一部改正において男女の名称が「師」に統一されたことは、24時間のみとりの体制をとる看護職にとって朗報でした。管理者、スペシャリストの教育体制は整ってきましたが、患者さんのそばで将来に渡り仕事をしていきたいという看護職の要望に応えるために、次はジェネラリストの質の向上を図ることが大切です。医療制度改革や介護保険制度の見直し、医療事故防止とリスクマネージメント、生命科学の進歩によって起こってくる倫理的問題への対処、生と死に関わる「スピリチュアルケア」など、看護医療の変革のスピードは速まったという感があります。もはや専門職個人のレベルで国民の健康を考える時代ではなく、多くの専門職との連携が最重要課題と言えます。
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