Japanese
English
緊急レポート
千葉先遣隊 令和元年台風第19号に伴う千葉県内における先遣隊活動報告
Advance research unit sent to Chiba Report from the activity for 2019 Typhoon Hagibis
山﨑 達枝
1,3
,
城戸口 親史
2,4
,
福島 芳子
2,5
,
中島 麻紀
1,6
,
趙 由紀美
1,7
Tatsue Yamazaki
1,3
,
Chikashi Kidoguchi
2,4
,
Yoshiko Fukushima
2,5
,
Maki Nakajima
1,6
,
Yukimi Chou
1,7
1日本災害看護学会
2日本災害看護学会ネットワーク活動・調査調整部
3長岡崇徳大学
4千葉科学大学
5東京医療保健大学東が丘・立川看護学部
6千葉大学
7NPO法人Both-AI
キーワード:
自然災害
,
台風
,
竜巻
,
Disaster
,
typhoon
,
tornado
Keyword:
自然災害
,
台風
,
竜巻
,
Disaster
,
typhoon
,
tornado
pp.121-126
発行日 2019年12月31日
Published Date 2019/12/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200520
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
1.はじめに
令和元年9月9日3時前に三浦半島を通過した台風第15号は同日5時前に千葉県千葉市付近の再上陸し茨城県水戸市付近で海上へと通過した。この影響で、千葉県安房地域では甚大な被害がでた。その約1か月後、台風第19号が令和元年10月12日19時に大型で強い勢力で静岡県伊豆半島に上陸し、関東地方を通過した。気象庁からは10月12日15時30分から順次、静岡・神奈川、東京、埼玉・群馬・山梨・長野・茨城・栃木・新潟・福島・宮城・岩手(千葉を含む)の1都13県に大雨特別警報を発表し、最大級の警戒を呼びかけがあった。この大雨の影響により、広い範囲で河川の氾濫があり、土砂災害や浸水害が発生した。これら大雨による災害及び暴風、竜巻の発生等の影響から、人的被害や住家被害、電気・水道・道路・鉄道施設等のライフラインへの被害が発生し甚大な被害となった。
今回、日本災害看護学会では広範囲にわたる被災地域へ先遣隊6県5隊が派遣された。ここでは、台風15号の影響が残るなか台風第19号での被害が重なった千葉県内、また併せて台風の影響から竜巻(突風)発生による被害を受けた地域での活動を行った先遣隊活動について報告する。
Copyright © 2019, Japan Society of Disaster Nursing All rights reserved.