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【フォーラム】
防災関連諸機関は災害時いかに連携すべきか—災害看護学の視点から
How Should Disaster Relief Agencies Link With Each Other in Emergencies? : From the Viewpoint of Disaster Nursing
村井 雅清
1
Masakiyo Murai
1
1被災地NGO協働センター
キーワード:
バラバラで一緒
Keyword:
バラバラで一緒
pp.24-31
発行日 2002年5月30日
Published Date 2002/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200349
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はじめに
1995年の阪神・淡路大震災後、「ボランティア元年」という言葉がメディアによって造られ、改めてさまざまな角度から「ボランティア論」が議論された。翌年、筆者がパネラーとして出席したあるシンポジウムでコーディネーターの学識者が「今年は、ボランティア・ネットワーク元年になるでしょう」と予測されたのを覚えている。このとき「なかなか上手く言うもんだなあ」と感心させられたのだが、以後筆者も講演などで「ネットワークの大切さ」について、阪神・淡路大震災以後のボランタリーな活動実践事例を通して報告してきた。今回のレポートは「災害看護学の視点から」という制約はあるものの、多様なネットワークについて阪神・淡路大震災における事例をとおしてまとめることにする。ただしこの拙文で報告する事例はあくまでも筆者が関わったり、見聞した範囲での報告であることをご了承願いたい1)。
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