Japanese
English
【報告】
東海集中豪雨長期調査
The Long-term Assessment of the Actual Flood Disaster in Tokai
酒井 明子
1
Sakai Akiko
1
1福井医科大学医学部看護学科
キーワード:
長期調査
,
水害
,
Long-term Assessment
,
Flood Disaster
Keyword:
長期調査
,
水害
,
Long-term Assessment
,
Flood Disaster
pp.21-32
発行日 2003年9月30日
Published Date 2003/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7008200295
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はじめに
2000年9月12日に新川堤防が決壊し、西枇杷島町などが泥水の海と化した水害から2年5ヶ月が経過した。水害発生時、床上浸水全町比60.8%、被災人数全町比59.8%と住民の半数以上が被災者となり、交通麻痺、自家発電機やライフラインの寸断などを伴う大きな被害を受けた。災害発生直後の9月11〜22日の調査では心身の問題や家屋の片付け、衛生面の問題が山積みであった。また、11月17日(約2ヵ月後)の中期調査では、家を失った方や一人暮らしの高齢者が避難所で生活をしており、家屋の問題や心身の問題も潜在していた(酒井:2001)。そこで、今回の調査では、水害発生時を振り返りながら、その後の経過を追い、更に長期的な問題の有無を確認したので報告する。
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