座談会
2000年9月東海集中豪雨の体験を語る―そのとき精神病院でなにが起こったのか
多喜田 惠子
1
,
三原 亜矢巳
1
1名古屋市大学看護学部
pp.88-93
発行日 2002年3月15日
Published Date 2002/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900468
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今後の災害対策のために,体験を残すべき
多喜田惠子(名古屋市立大学看護学部)
2000年9月11日(月)。東海地方では台風14号の接近と秋雨前線の影響で,記録的な集中豪雨がありました。名古屋市内だけでも浸水家屋5万6000戸,12万9000人に避難勧告が出ました。鉄道は25万人に影響があり,大都会は一夜にして大混乱となりました。生活の場や働く場を水に奪われ,人々に深い悲しみと憤りを残して,豪雨は消失していきました。
名古屋市の北区にある楠第一病院(精神科単科・病床数299床)も,1階が浸水するという被害を受けました。
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