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委員会報告
第31回日本がん看護学会学術集会国際活動委員会セッション報告—香港のがん医療における中国医学の活用の実際
A Report of the International Activity Committee Session at the 31th Annual Conference of the Japanese Society of Cancer Nursing: Utilization of Chinese Medicine for Cancer Care in Hong Kong
鈴木 美穂
1
,
荒尾 晴惠
2
,
山本 瀬奈
1
,
江藤 美和子
1
,
吉岡 さおり
1
,
内布 敦子
1
Miho Suzuki
1
1日本がん看護学会誌平成28年度国際活動委員会 委員
2日本がん看護学会誌平成28年度国際活動委員会 委員長
pp.54-56
発行日 2017年12月31日
Published Date 2017/12/31
- 販売していません
- Abstract 文献概要
Ⅰ.はじめに
第31回日本がん看護学会学術集会における国際活動委員会セッションを2017年2月4日(土)に学術集会第4会場において開催した.「香港のがん医療における中国医学の活用の実際」と題しAsian Oncology Nursing Societyの理事長であるWinnie KW So博士をお招きし,ご講演いただいた.本セッションの趣旨は,漢方や鍼灸をはじめとする中国医学は日本人に馴染みの深い伝統医学の1つであり,症状緩和の効果を実感しながらも,がん医療や看護における実際のケアでの活用については迷うことも多いため,実際に香港で中国医学がどのように活用されているのかをご紹介いただき,わが国における中国医学の活用とその可能性について示唆を得ることであった.
当日は運営・関係者を含めて約70名の来場者があり,So博士より,上記趣旨を踏まえて,中国医学のがん看護における活用に関して香港と日本の共通点を示したり,代替療法の効果に関する最近の学術論文を紹介しながら,Holisticアプローチの重要性,看護師の基礎教育から卒後継続教育の重要性をご教授いただいた.ここに,そのご講演の概要とセッション後アンケート結果を報告する.なお,ご講演は英語(逐次通訳)で行われたが,日本語のスライド資料を配布した.
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