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資料
わが国における母性看護研究の動向(1952-1985)
The Trend of The Maternity Nursing Studies in Japan(1952-1985)
松岡 恵
1
,
小山 真理子
2
,
近藤 潤子
2
Megumi Matsuoka
1
,
Mariko Koyama
2
,
Junko Kondo
2
1東京大学医学部保健学科母子保健学教室
2聖路加看護大学
1Department of Maternal and Child Health, School of Health Science, Faculty of Medicine, University of Tokyo
2St. Luke's College of Nursing
pp.33-41
発行日 1988年10月30日
Published Date 1988/10/30
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
要約
日本の母性領域における看護の研究の数,テーマ,研究方法,結果の分析方法の動向を明らかにする目的で1952年から1985年までに発表された論文356件を規準に従って分類し分析した.
その結果,研究数は増加し,特に教育機関と臨床看護者との共同研究が多いことが明らかになった.研究の焦点はどの年次も妊産褥婦の身体に関するものが最も多いが1980年以降,父親,思春期,妊産褥婦の心理など様々なテーマを取り上げるようになった.研究方法は,1960年までは事例に関する報告が60%以上であったが,1980年以降は調査研究が60%以上を占めるようになった.データ収集方法はどの年次も既存の記録によるものが最も多く,ついで質問紙によるものが多かった.
今後改善が望まれる点は,研究課題に関する充分な文献検索,考察の論理的な記述,統計的手法の活用などであった.
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