Japanese
English
第26回日本看護科学学会学術集会 シンポジウムⅡ
看護の技の創造―教育・研究と看護実践との融合
Creation of the Skill of Nursing:Fusion with Education, Research and Nursing Practice
西田 直子
1
,
高橋 弘枝
2
,
小板橋 喜久代
3
,
山崎 信寿
4
,
山田 佐登美
5
1京都府立医科大学医学部看護学科
2大阪厚生年金病院看護部
3群馬大学医学部保健学科
4慶應義塾大学理工学部
5岡山大学病院
pp.68-77
発行日 2007年3月20日
Published Date 2007/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
今回の学術集会はメインテーマ「看護科学―看護の知・技の創造的進化」のもと,阿曽会長の「看護の知・技の創造的進化」という講演,シンポジウムⅠの「臨床の知の創造―患者と看護者のコミュニケーションの創造」,いかに看護を科学するか,看護の科学を臨床の場でいかに統合・融合していくかというテーマでLynn博士とWilliam博士のご講演をいただいた.そこでシンポジウムⅡでは「看護の技の創造―教育・研究と看護実践との融合」というテーマで,3人の先生方をお迎えした.おひとりは基礎看護教育において,具体的な看護技術の教育をされている小板橋先生で,その授業の展開と,その中で技をどのように学生たちに伝え,それに興味をもたせるか,そして実際のものづくりやいろいろな工夫を紹介していただいた.また,山崎先生には機械工学という素晴らしい発想の中で機械をつくる,ものを作る,看護にも関係するものづくりというところで大学教育も踏まえ,いかに発想豊かに育てるかという点でいろいろご紹介いただけた.また,山田先生からは,看護の現場で技をどのように育てていくか,新人教育からキャリアアップしていく視点での組織作り,人材育成をどのようにされているかをお話いただいた.このようなテーマで皆様に協力いただき,実際に私たちはどのように技を創造していけるか,それをどうやって若い人に伝え,私たちの職場でより育んでいけるか,そしていろいろな看護の現場で,教育の場で,研究の場で,みんなと手を組みながら融合していけるかという点で少しでも示唆を得られればと考えた.
Copyright © 2007, Japan Academy of Nursing Science. All rights reserved.